感動ストーリー

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  • 空間時間デザイナー
未来のために、将来の"変化の余白"を残す空間デザイン

お一人ぐらしの若手の社長さまのご自宅を担当させていただいたお仕事が今でも印象に残っています。

3階建ての戸建てにお住まいで、リビング・寝室・空き部屋・カーテンなど、すべてのお部屋を任せていただきました。

通常では取り扱いのないものも含めて、何から何までご相談いただき、プランニングをして仕上げました。

 

ご提案をする際は「その方の未来のために、将来の”変化の余白”を残す、時間軸」を意識しました。

 

○○さまはこだわりはお持ちでしたが、ご自身の主張が強すぎないお人柄で、

その時はパートナーさんがいらっしゃらなかったものの、

きっと誰かと住むことになった場合は、

この方なら奥様のご意見を尊重されるだろうな

思させてくださる優しい雰囲気の方でした。

 

頼りにしていただいているからこそ、良い意味で個性を出しすぎない洗練された空間にすることや、

気分で変えられるための余白の部分をコーディネート内に盛り込みました。

 

また、空き部屋についても、まっさらだと何にも使えないけれど、

独り暮らしのうちは気分転換の場所に使え、

子供ができたら子供部屋としても長く使えるように

使用用途を変えられるアイテムで提案しました。

 

このご提案をさせていただいたのは新卒2年目の時で、

先輩にもたくさん相談をしましたが、

基本的に自分で考え尽くし、

取り扱ってもいないカーテンをご納品するためにリビング本店まで行ったりもしました。

 

(社内で)怒られたり、アドバイスをもらいながらたくさん新しいことを勉強し、ご納品にも伺い、

振り返ってもとても勉強になったので、10年以上経ちますが、

その方のお名前も雰囲気も、お部屋の間取りも家具も覚えています。

 

すぐに私自身が転勤してしまいましたが、その後ご紹介でご友人の方もご来店くださったと遠くから聞いて嬉しかったです。

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